大津市　田上の平屋古民家リノベーション

－二間続きの和室－

この家にとって重要な場所でもあります。

日常でも利用機会もあり、玄関につながる二間続きは広く開口できるように引き分け戸にしてあります。

－リビングと和室の境界－

廊下という部分はないプランですがリビングと和室の境界面は障子を並べるイメージとしています。

ガラスブロックをポイントに

上部からの採光を取り入れました。

－造と意匠を兼ね備える古い梁－

古い梁はいまでも構ており、さらに補強梁も同じカラーで塗装しています。

－深みのある赤いキッチン－

背面のタイルはブルーグレーで明るさの中に濃い深みのあるカラーを取り入れています。

－網戸入り建具収納－

格子の裏面はステンレス網が張ってあります。食材や調理済の惣菜の一時保管に

役立ちます。

－デッキテラス－

屋根の下になるので雨の日でも洗濯物が

テラスに出せます。また横格子が適度に日射を遮ります。

反対側道路からの視線を遮るように木質目隠しとしています。

－エントランス－

改修前は直接道路に入口が面していましたが、新しく踏み込みを造り、直接道路に出ないで安心して玄関の出入りができます。

大戸川にほど近い昔の田園風景を今も残す街並みのとある街道沿い。

今から約100年ほど前に建築された平屋の家屋は、何度かの修繕を行い平成の28年を迎えました。

今回の修繕は、というより大改修には現代の生活に必要とされる、もちろん便利な設備機器類を装備しながら
間取りは現在の住み良い日々を過ごすため大幅に変えてあります。

遠い昔から周りの田園風景の中にたたずみながら、時代の流れを先代から家族と共に過ごした

住空間の雰囲気を忘れないようにするためにも大屋根を支えてきた、古い梁や柱をデザインに取り入れて
新しい日常のステージとしました。