家族構成、ライフスタイルの変化に合わせた間取りを大きく転換しました。
施主様のご要望
-8帖和室とLDKが一体で使えるプラン-
大勢で一緒に食事ができて小さな子供も動きまわれる空間の確保。
またキッチンの使い勝手として、冷蔵庫と食器収納およびパントリーを背面に配置し、場所をとりがちなL型キッチンの短辺を
ダイニング対面側シンクにして食器の取り込みを容易にしました。
対面カウンターはホワイトアッシュ材を
収納は棚を多めに奥行は220mmで
家具テーブルの設置前写真。
枠材はすべて無垢のホワイトアッシュ材を
以前の間取りとは全く違うため、柱は残っていますが飾り棚に汎用しています。
キッチンから水廻りの洗面室と浴室にアプローチできます。建具上に欄間ではなくガラスブロックで明かりをとります。
引き込み障子は全部開口できるので、隣接の和室8畳と続き間で使用できます。
無双建具
ワンちゃんのために建具下に入口を造り、無双部分はデザインと通気の両立です。
L型キッチンは短辺側をシンクにしてあります。
考察とプランニング
子どもの成長など、家族構成やライフスタイルが変化すると家族にに合った間取りも変わってくるでしょう。
購入当時は十分とかんじたけど今は・・・住みにくい
という「間取り」に対する不満がある・・・
また、長年使用してきた水まわり設備の使い勝手の悪さも皆さんかんじておられるでしょう。
内外装材の経年変化の老朽もどうにかしたいと考えると思います。
今回ご紹介するリフォームの実例はかっての私西川真悟が住宅会社に勤務していた時の
お世話になった(今もですが)上司の自宅の建築です。
子供二人が成長し、それぞれの家庭をもつようになったので、夫婦二人でくつろげる間取りがいいということでしたが
独立され結婚された息子さん娘さんがそれぞれお孫さんを連れてよく遊びにくるので、週末など以前より大家族状態になっていました。
浴室は一度に数人のお孫さんと入浴できるように広くとり、洗面、浴室への動線はできるだけコンパクトに抑えました。
天智天皇の大津遷都の地 大津の宮の中心にほど近い住宅街。昔の宮の面影はありませんが、閑静な住宅地となっています。
建物は築40数年の木造家屋。現オーナーの父がこだわって建築を行い、壁はすべて土壁となっています。
今回のリファイニングは1階の間取を大きく変更し、家族構成の移り変わりから、配置 動線 趣味など徹底して話し合いをし、
プランニングを重ね、改築しました。
明るく柔らかな雰囲気と手に触れる部分の素材感を大切にした建築です。
西川真悟建築設計 一級建築士事務所
〒520-0528 滋賀県大津市和邇高城270-14
Tel: (077) 594-0008 Fax(077)507-6762
メール: shingo.nishikawa@za.ztv.ne.jp